【注文住宅の見積もりは何社に依頼する?】初めて家を建てる方必見!失敗しないためのたった1つのポイント

家を建てるなら、やっぱり注文住宅!でも、見積もりってどんなもの?何社くらいに依頼するの?と悩んでいるあなたへ

よく「見積もりが大事」っていうけど、全然イメージわかないよ~!

こんな悩みはありませんか?

・初めての家づくりでわからないことだらけ・・・見積もりってどんな流れで頼むの?
・後悔しない家づくりのためにも、業者は比較したい!何社くらいに依頼するべき?
・何社か比較する「相見積もり」。業者さんには伝えたほうがいいのかな?
・いざ見積もりをもらっても、どこに気を付けてチェックしたらいいの?
・失敗しない家づくりのためにも、ポイントを教えて欲しい!

家は人生の中でも、そうそう買わない「高いお買い物」。
注文住宅となると、お金のことだけでなく家づくりの知識も必要で、ますますハードルが上がります。

でも!一生懸命貯めたお金で「私たちだけのマイホーム」を建てたい!

家族がくつろげる広いリビング
玄関とキッチン、両方からアクセスできるパントリー
子供の顔が見えるリビング階段
洗濯も干せる、広めのサンルーム・・・

夢は広がりますよね~!新居での暮らしを妄想すると、ワクワクします(笑)

肝心なのは、この私たちの妄想を実現してくれるハウスメーカーはいったいどの会社なのか?ということ。

いくつかのハウスメーカーや工務店に見積もりを依頼して、候補を絞って・・・。

「う~ん、素人の私に正しい判断ができるのかな~・・・不安過ぎる」

理想の家を建てるのに、絶対失敗しない方法。
誰か教えてくれないかな~・・・。

家づくりの素人が、人生で一番高い買い物をオーダーメイドでする危険・・・

見積書を「値札」感覚で見ていると・・・

・同じ条件で出しているんだから、見積金額が安いハウスメーカーがいいよね。
・「こんなに手頃な金額で家が建てられるの?」いいじゃん!
・今だけキャンペーンで大幅値引き?仮契約だって言ってるし、期限までに契約しとこ!
・いざ契約してみたら・・・「え?あれもこれもオプション?見積書には入ってなかったの・・・?」
・結局、はじめの見積金額の2倍まで膨れ上がった金額に「こんなはずじゃなかった・・・!」

気になるハウスメーカーに、それぞれ見積書を作ってもらって、いざ比較!

「でもな~。私、素人だから見積書の内容なんか正直全然わかんないんだよな・・・」

私たちは同じ条件で依頼してるし、同じようなプランなら「安さが第一」。
そのための相見積もりなんだから!

このハウスメーカー、こんなにお手頃な価格で家が建てられるの?
これなら自分たちの予算内で余裕もあるし、いいかも!

しかも、今月末まで期間限定のキャンペーンで300万円値引き?!すごい!
営業さんは「仮契約だから大丈夫ですよ」って言ってたし、このハウスメーカーと契約しよう!

いざ、詳細な打ち合わせに入ると・・・
「え?基礎工事は別途見積もり?外構も?」
「あれもこれもオプション?モデルハウスとは設備のレベルが全然違う・・・」

気付けば、はじめに提示された見積金額の2倍の金額にまで膨れ上がっていました・・・。
それなのに、出来上がった家は「自分の理想とは、ほど遠い家」・・・。

はじめの見積もりのままでは、まともな家は建たなかったってこと?

安易に、見積金額の安さだけで判断しなければよかった・・・!

家は人生で一番高い買い物。
それなのに、こんなに後悔することになるなんて・・・。

「見積書」はパートナーを選ぶための大切なヒントです

初めての家づくりに、不安でいっぱいのあなた。
大丈夫。大きな失敗をしないで「見積もり」を活かすコツ、ちゃんとあるんです。

私もド素人でしたが、このコツを押さえて「見積もり」を比較することで、理想に近いマイホームを建てることができました!
家を建ててもらうハウスメーカーを決めるときにも、あまり迷わずに決断できたので、本当によかったなと思います。

今回は「見積もり」をとるまでのイメージとその役割、「相見積もり」をするときのポイントや失敗しない家づくりのコツについて解説します。
きっと役に立つと思いますので、最後まで読んでみてくださいね。

「見積もりってどんなもの?」「どんなふうに比較したらいいの?」
そんな不安を1つ1つ解消して、信頼できる業者さんに理想のマイホームを建ててもらいましょう!

自分たちの暮らしに合った間取りや設備、子供が伸び伸び遊ぶリビング。
家族みんなが快適に暮らせる「あなただけのマイホーム」の夢が叶いますよ。

見積もりってどんなもの?

家を建てるときには必須の「見積もり」。
「だいたいこのくらいの金額がかかるよ~」の目安ということはわかりますが、具体的にはどんな役割があるの?

・「見積もり」をとるまでのイメージ
・ハウスメーカーや工務店の候補を絞るための「見積もり」
・依頼するハウスメーカーや工務店を決めるための「見積もり」
・実際に依頼する工事内容を確定するための「見積もり」

「見積もり」をとるまでのイメージ

マイホームは注文住宅で!と思ったら、まずは気になるハウスメーカーや工務店をチェックしますよね。

①気になるハウスメーカーや工務店に資料請求
⇒家づくりの勉強も兼ねて!色々な会社に資料請求してOK

②良さそうと感じたら「見積もり」をもらう
⇒自分たちの希望を伝えて、いくつかのハウスメーカーや工務店にプランニングを依頼
 ざっくりした見積もりと建築プランを比較して、さらに絞り込み!

③いくつかの候補から1つに絞る
⇒今度はざっくりした見積もりではなく、より具体的で細かい内容の「見積もり」をもらう
 ここで依頼するハウスメーカーや工務店を決めます!

④最終段階の詳細な「見積もり」を依頼
⇒建築資材や設備の品番、カラーなども細かく指定し、予算に合わせて最終調整をして契約!

あれ?3回も見積もりが出てきましたね。

それぞれ目的の違う「見積もり」。どんなものか見てみましょう!

ハウスメーカーや工務店の候補を絞るための「見積もり」

まずは一番ざっくりした「概算見積もり」
②で登場している、候補にしたいハウスメーカーや工務店を選ぶための判断材料です。

この時点では、詳しく間取りや内装を決める必要はありません。

各社が出してくれた「概算見積もり」と「建築プラン」を比較して、候補を3社程度に絞ります。

依頼するハウスメーカーや工務店を決めるための「見積もり」

候補を3社程度に絞ったら、いよいよその中の1社に依頼を決めます。
③で登場している、より具体的で細かい内容の見積もりです。

②で絞り込んだ各社と打ち合わせをして、内容をより具体的に詰めていきます。
ポイントは「すべてのハウスメーカーや工務店に、なるべく同じ条件で見積もりしてもらう」こと。

金額だけではなく、それぞれの良い点や悪い点も比較しやすくなりますよ。

実際に依頼する工事内容を確定するための「見積もり」

④で登場している、契約するときの「詳細見積もり」です。

今まで登場していた契約前の見積もりは、あくまで「概算見積もり」。

でも、この最後の見積もりは「本当にこの内容で家を建てますよ!」の最終決定の見積もりです。
実際に使用する建築資材や設備の品番、カラーなどはもちろん、

・電気、上下水道、ガス等の引き込み費用
・地盤改良工事
・基礎工事
・外構工事
・その他の諸費用

などなど、家づくりに関わる費用をすべて含めた「総額」を提示してもらいます。

この「詳細見積もり」を確認して、納得できたらいよいよ契約です。

このように、一言に「見積もり」と言っても、その目的や役割は大違い。

・候補を絞るための「ざっくり概算見積もり」
・依頼先を決めるための「しっかり概算見積もり」
・この内容で契約!のための「詳細見積もり」

この3パターンの見積もりを覚えておきましょう!

何社から見積もりをとる?目安は、ズバリ3社です!

家づくりの知識もあまりないし不安だから、たくさんの会社から見積もりをもらいたい!
いくつものプランを見た上で、一番しっくりくるものを選びたい気持ち、よくわかります。

同じ条件で複数の会社から見積もりをとることを「相見積もり」といいます。

候補を絞るための「ざっくり概算見積もり」ならば、5社くらいに依頼してもOK。
依頼先を決めるための「しっかり概算見積もり」の段階ならば、目安はズバリ「3社」

「相見積もり」をするときのポイントをチェックしていきましょう!

「相見積もり」をとるメリットとは?

すごく気に入ったメーカーで予算内におさまる内容、それなら一社検討もありですが、初心者には「相見積もり」がおススメ。

「相見積もり」のメリット

・家づくりのおおよその「相場観」を知ることができる
・各メーカーのプランの違いや今のトレンドを知ることができる
・金額だけでなく、それぞれの良い点や悪い点を比較することができる
・ライバル他社がいることで価格競争が生まれ、大幅な値引きができることも!

注文住宅は「定価」がないので
「この見積もり金額、高いの?安いの?」
がわかりにくいですよね。

「相見積もり」をとって、「自分が建てたい家」の相場観を知り、品質と価格のバランスがいい住宅メーカーを探す。

価格の安さだけでなく、間取りの提案力や対応の誠実さなども比較できるので、ぜひ「相見積もり」してみましょう。

3社を順位付け!「本命・対抗・穴」でランキング

ふむふむ。比較することのメリット、よくわかった。
でも、3社だけ?

「しっかり概算見積もり」を出すためには、ハウスメーカーや工務店と何度も打ち合わせをする必要があります。
毎週のように打ち合わせが入ってくるので、同時進行で商談が進められるのは2~3社が限界!

それに情報が多すぎると、混乱して判断がしにくくなってしまうデメリットも。

思い切って3社にしぼり、「本命・対抗・穴」でランキング!

これが、とってもわかりやすくて便利な選び方なんです。

・1番となる本命
・本命の次のランクになりそうな対抗
・あまりポイントは高くないものの、見積もり次第で契約候補となる

スタート時は「本命」が一番ポイントが高く、「穴」のポイントが低いですよね。

打ち合わせを重ねる中で、間取りプランや見積もりをじっくり比較しながら、各メーカーにポイントを足していきます。
次第に「対抗」のポイントが上昇して「本命」を抜き、トップに躍り出るなんてことも!

「本命」と「対抗」がポイント争いをする間に、「穴」の意外なメリットが見つかり、暫定一位を脅かす!
なんて展開もあるかもしれません。

重要なのは、常に「私たちの本命はこのハウスメーカーだ!」というランキングを意識しておくこと。

最後の最後、

「このハウスメーカーに、家を建てる依頼をする!」

と決めるとき、絶対に悩むし勇気もいりますよね。
「本当にこのメーカーでいいのか?」そんなふうに迷うのも、精神的にきついもの。

だからこそ、はじめからずーっと「ランキング」して、優劣をつけながら比較しておくんです。

この超悩ましい「最後の決定」をするときに、とっても役に立ちますよ!

「見積もり」を依頼する!伝え方の注意点とは?

押さえておきたいポイントは3つ!

「私たちの理想の家はこんな感じです!」
⇒自分たちがやりたいことは、わかりやすくしっかり伝える!
 設備や間取り、建材、デザインなど具体的な要望は、紙にまとめてコピーして渡す。
 雑誌の切り抜きなどを見せて伝えることで、イメージの相違を防ぐ!
 希望条件の優先順位も合わせて伝える。

「私たちの予算は○○万円です!」
⇒予算はできるだけ正直に伝える!
 予算は限度いっぱいなのか、それとも余裕があるのかも合わせて伝えるとよし。
 
「数あるメーカーさんの中から、あなたの会社を選んでいます!」
⇒自分たちが「契約候補として真剣に選んだこと」をしっかり伝える。
 担当者も熱心に対応してくれて、より良いプランを提案してくれる可能性も高まる。
 こちらの「本気度」が見えてくれば、相手も「本気の見積もり」を出してくれる!

自分たちの希望条件とその優先順位、そして予算は「見積もり」を依頼する前にしっかり準備しておきましょう。
そのほうが、ずっと効率的に話し合いが進みます。

「自分たちがやりたいこと」と「予算」をわかりやすく伝える。
あとは、各メーカーさんたちが「どう誠心誠意対応してくれるか?」に委ねる。

そんなイメージです。

他にも

「相見積もり」であることは伝えるのがマナー
⇒あなたとメーカーさんの「信頼関係」が大切です!

「相見積もり」を他社に見せること、競合の会社名を伝えることは避ける
⇒競合がわかってしまうと、あなたのためではなく「ライバルに勝つための見積もり」に目的が変わってしまうことも。

期限を伝える
⇒効率よく比較するためにも、2週間後を目安に「できれば、〇日までにお願いします」と伝えましょう。

こんな点に気を付けましょう。

わからないことは担当者へとことん質問!
見積もりの内容を細かく理解して、比較検討するのが大事です。

質問や疑問に丁寧に対応してくれるかどうかは、会社や担当者の誠実度を知るポイントにもなりますよ!

私たちは「相見積もり」で何を見るべきか?

よし、3社の見積もりが出揃った!

でも・・・「正直、どこをどう見たらいいか、よくわかんないんだよな~・・・」

そうですよね。
唯一、素人の私たちでもわかりやすいのが「価格」。

「A社、すごい安い!こんなにお手頃に家が建てられるなんていいじゃん!」

でも、見積書で比較すべきなのは「価格」だけではないんです。

見積書はただの「値札」ではない!

もしあなたが冷蔵庫を買うなら、値札をチェックして、より安い家電量販店で購入しますよね。
「〇〇電気さんは、この金額で出してましたよ!」
そんな交渉をして、値引きしてもらったりします。

家電や車などは、どこで買っても同じもの。
だから、より安いほうがいいのは当たり前です。

じゃあ「家」は?

同じ内容で依頼しても、メーカーや職人によって全く違うものが出来上がるのが「家」です。
提案力や技術力、そういったものに対する単価は、本当に「安いほうがいい」と言えますか?

見積書を単なる「値札」として見てしまうと、大きな後悔につながってしまうかもしれません。

必要なのは「見積書を読み取って比較する力」

私たちは各メーカーに「自分たちがやりたいことやイメージ」と「予算」を伝えました。

見積書は、その「私たちの要望」に対する各社からの「メッセージ」。

「お客様のイメージは、こんな形でお間違いないですか?」
「わが社からは、ご要望に対してこんな提案ができます!」
「ご予算内で希望を叶えるためには、こんなプランはいかがでしょう?」
「この工法は、わが社独自の技術です。他社では実現できません!」

などなど

「私たちの会社は、あなたにとってこれだけ価値がありますよ」

のメッセージがぎっしり詰まった資料なんです。

私たちがその「メッセージ」を読み取れないと、「見積書」にも「相見積もり」にもあまり意味がありません。

まるで、知らない言語で書かれたラブレター。
もし、すごくすてきな出会いだったとしたら、読めないだけで人生損してしまいます(泣)

「よくわからないから・・・」で終わらせず、最低限の知識は学んで自分の目でチェックする。
各社からのメッセージを読み取った上で、比較する。

依頼する側の私たちに「見積書を読み取って比較する力」があって初めて、「相見積もり」が効果を発揮するんです。

「一式見積書」と「明細見積書」

「えーっと・・・仮設工事 一式○○円、本体工事 一式〇〇円・・・。一式いくらのセット料金?

この「一式」だらけの見積書を「一式見積書」といいます。
「この工事には、合計でいくらかかりますよ」という書き方で、
「どの工事のどこの部分に、いくらお金がかけられているのか?」はわかりません。

一方、建築資材や設備のメーカー名、型番や品番に至るまでの情報が細かく書かれているのが「明細見積書」
「どの工事にどの建材を使い、どれくらいの金額がかかっているのか?」がきちんとわかります。

見積書のボリュームも大違いで「一式見積書」が数ページ出まとめられているのに対し、「明細見積書」は最低でもおよそ20ページほどに渡って細かく記載されています。

この「一式見積書」には要注意!
なぜなら、内容がいっさいわからないブラックボックス化した見積書だからです。

「こんなお手頃価格なら、憧れのハウスメーカーで家が建てられそう!」

そう思って契約してみたら・・・

「え?ドアやキッチン、窓、仮設工事や基礎工事までもがオプション扱い・・・?」
「一式見積書のままだと、まともな家が建たない・・・」

なんていう悪夢が起こってしまうかもしれないんです。

何千万円ものお金が動くのにも関わらず、「何にいくらかかるのかよくわからない」状態で契約を結ぶのは、めちゃくちゃ危険

もしも「お客様にわかりやすいよう、一式見積書を渡しています」というのであれば、それとは別に「明細見積書」をもらうようにしてください。

もし、それを拒むような会社であれば、候補から外したほうがいいと思います。

「見積書」は「信頼できる業者」を選ぶヒントになる

ちゃんとした見積書ほど、時間とコストをかけて作られます。

つまり「見積書」は「ハウスメーカーや工務店の質そのもの」

見積書がしっかり書かれていて、質問に対して誠意を持って応えてくれる会社は信頼できる!

逆に見積書の内容が不明瞭で、雑に書かれている会社は、「どんぶり勘定」のあまり信用できない会社なんです。
「ブラックボックス」ですから、利益が出るよう多めに見積もられていてもわかりませんよね。

いくら営業の担当者さんが信用できるいい人でも、営業さんが「見積書」を作るわけではありません。

「信頼できる業者かどうか?」見極めたいのであれば、「見積書」はその大きなヒントになります。

後悔のない家づくりのためにも、「信頼できる業者選び」は超重要ポイント。
営業担当の人当たりの良さに惑わされず、冷静に「見積書」をチェック!

「相見積もり」のメリットを活かして、信頼できるパートナーを選んでください!

家づくりを失敗しないために

初心者でも後悔の少ない家づくりをするためには

・「見積書を読み解く力」
・「相見積もりで比較」

がポイント。

今からお伝えすることを心に留めておくだけでも、大きな失敗がぐんと少なくなりますよ。

必ず「明細見積書」を確認してから契約する

絶対に覚えていて欲しい!
「一式見積書」では契約しない!

一式見積書は「どこに何を使っていくらかかるか?」がまったくわからないブラックボックスです。
こんなわけがわからない商品に、何千万もの契約をしては絶対にダメ!

明細がない一式見積書で契約してしまうと・・・

・見積書になかった項目があとから追加されてしまう
・建材などが勝手に変更されてしまう
・自分の要望に沿った家が建てられないことも
・契約を解除すると違約金がかかってしまう

「この会社、なんでこんなに割安なんだろう?」
そう感じたら、要注意。

たとえば・・・

・仮設工事
・基礎工事
・外構工事

こういった項目が「別途見積もり」になっていませんか?
欲しい設備やそのグレードが、みんな「オプション」になっていませんか?

そんなこんなで、数百万円なんてあっさり上乗せされてしまいます。

「仮契約だから大丈夫です」
「今ならキャンペーン中なので、ご契約いただけると300万円値引きします!

こんなことを営業担当さんから言われても、冷静に。
なぜなら、

・契約に「仮」はない!
⇒署名、捺印をした時点で、法的拘束力が生じています。契約解除には違約金が必要です。

・300万円値引きできるのは、契約後に何倍にもして取り返せるから!
⇒あれもこれも「別途見積もり」や「オプション」ばかり。回収できるから大幅な値引きがある!と理解しましょう。

必ず「明細見積書」を確認して、「その通りの内容で、きちんとした家が建てられる」とわかった時点で契約してください。
不安があれば、ホームインスペクター(住宅診断士)などの専門家に相談を!

モヤモヤしたままの契約は、絶対にNGです!

大事なのは価格より「施主と業者の信頼関係」

見積書の金額が「割安」なときは、それなりのウラがあるんだ~・・・。
悲しいですが、「見積書の内容を疑う視点」は絶対あったほうがいいと思います。

「良いと思わないものは、いくらコストが安く済むからといって採用しない」
「良いものは良い!悪いものは悪い!良くないと思うものは薦めない」

もし家を建ててもらうんだとしたら、他社より割高だったとしても信頼できる業者さんにお願いしたいですよね。

「割高」になるにも理由がある。
その理由が家づくりに大切なものであるなら、納得して支払えます。

「信頼できる業者」を選ぶのと並行して、私たちも「信頼してもらえる施主」であるよう気を付けないといけません。

そもそも「相見積もり」の時点で、相手からすれば信用度は落ちるのですが・・・。

それでも「この人のために、いい家をつくりたい!」と思ってもらえる施主でありたいです。
お互いに気持ちよくやり取りするためにも

・「家づくりに対する本気度」
・「相手への感謝」

は見せていきたい。

特に「相手の対応への感謝」は忘れがちかと思います。

きちんとした見積書作るには、手間も時間もコストもかかる。
いくら「無料サービス」でも、丁寧な「見積書」にはきちんと感謝すべきです。

最後の最後、選ばなかった業者さんへお断りの連絡をするときにも、この気遣いは活きてきます。

「早いタイミング」で「ハッキリと」お断りすべきなのはもちろんですが、

「この会社、きちんとした対応してくれたな」

と思えたら、メールではなく電話で、感謝の気持ちを添えてください。

せっかく断ると決断した気持ちが揺らいでしまい、結局断れなくなってしまうので、対面はNG。
なんかわかりますよね(笑)

いい家をつくりたいなら、あなたと業者さんでいい関係を築きましょう。

効率的に家づくりをスタートするには

「信頼できるパートナー」選び。その重要さはよくわかった。
でも、具体的にどう動き始めたらいいの?

そんなときにおススメしたいのが「インターネットでの一括見積もりサービス」です。

どんなものかというと・・・

①住みたい地域を選択し、申し込みスタート
②入力フォームに間取りなどの希望条件を入力
③依頼したい住宅メーカーを選択
④申し込み完了!

う~ん、簡単!(笑)
なんとこれで複数の住宅メーカーに、一気に間取りプランや見積もりなどの資料請求ができちゃいます。

小さな子供がいて、外出が大変なファミリーにも嬉しいサービスですよね。

メリットとしては・・・

・同じことを何度も説明する必要がない
・自宅でできる
・無料!

注意点としては・・・

・住宅メーカーによって、資料がすぐに届かないことがある
・見積もりや間取りはあくまでラフプランなので、あくまで「参考レベル」
・個人情報を提供する必要がある

今までお伝えしてきたように「間取りプラン」や「見積書」を作るには、手間も時間もかかります。

ハウスメーカーによっては、
「依頼の内容がアバウトすぎて、情報が足りない・・・」
「依頼が一気に集中しすぎて、対応しきれない」
「顔も見たことがない、話したこともない人に、無料でプランを書くのはきつい」
こういった理由で、ワンクリックで資料が届かないこともあります。

ポイントは「あなたが話を聞いてみたいと思える住宅メーカーに依頼する」こと!
「もう少し具体的にお話をお聞きしたい」
こう言って連絡が来たときに、話をしたくないような住宅メーカーには依頼しないことです。

プラスのヒアリングができれば、資料が届かないこともなく、資料の質もグッと向上しますよ。

まったくのゼロから家づくりを始めるならば、スタートの段階でこうした資料が一気に手に入るメリットはすごい!
「自分たちが建てたい家」の相場観を知ることができますし、ざっくりとはいえ間取りの提案力や対応力など、各社との相性チェックをするいい材料にもなります。

自宅にいながら、いくつもの業者から「相見積もり」を簡単に取れる「一括見積もりサービス」。
上手に活用して、効率的な家づくりをスタートしましょう!

>>「一括見積もりサービス」について、もっと知りたい方はこちらもどうぞ
↑↑↑
マイホーム購入の体験談が読めます!

まとめ

「見積もり」は役割別に3パターン

・候補を絞るための「ざっくり概算見積もり」
・依頼先を決めるための「しっかり概算見積もり」
・この内容で契約!のための「詳細見積もり」

「相見積もり」のポイント

・打ち合わせを同時進行するためにも「相見積もり」の目安は3社!
・「自分が建てたい家」の相場観を知ることが大事
・「本命・対抗・穴」で、常に3社を順位付け!
・「自分たちがやりたいこと」と「予算」をわかりやすく伝える。
・私たちに必要なのは「見積書を読み取って比較する力」
・「一式見積書」だけでなく「明細見積書」をもらう
・「見積書」は「信頼できる業者」を選ぶヒントになる

家づくりを失敗しないために

・「一式見積書」の状態で、絶対に契約しない!
・大事なのは価格より「施主と業者の信頼関係」
・「インターネットでの一括見積もりサービス」の活用がおススメ

家を買う経験なんて、人生でそう何度もあるものじゃないですよね。

金額はびっくりするくらい大きいのに、相場もイマイチわからないし、不安だらけ・・・。

せっかく見積もりを作ってもらっても「その活かし方」がわからない。
この3社、「見積書」を見てどう比較したらいい?

見積書の中には、業者さんからのメッセージがぎっしり詰まっています。
「あなたのイメージする家、私たちならこんな形で実現できますよ」
「こんなプランはどうですが?私たちならこんな技術で家をつくることもできますよ」

私たちに必要なのは「見積書を読み取って比較する力」

せっかくのメッセージも「よくわからない」で読まなければ、良さが伝わりません。

また、「見積書」はハウスメーカーや工務店の「質」そのもの
せっかく手に入れた「信頼できる業者」を選ぶヒントを、活かさないのはもったいない!

依頼する側の私たちに「見積書を読み取って比較する力」があって初めて「相見積もり」が効果を発揮するんです。

「見積書を比較する力」をつけて、こんないいこと!

・自分が建てたい家の「相場観」を知ることで、損をしない買い物ができる。
・「一式見積書」に騙されない!大幅な予算オーバーというリスクを回避!
・「自分が建てたい家がきちんと建てられる内容」を確認。安心して契約できる。
・信頼できる業者に、理想の家を建ててもらうことができる!
・自分たちらしい家に大満足!家族みんなで、快適なマイホーム暮らしができる。

「相見積もりで何を見るべきか?」
しっかり意識して、各社の見積書をチェックしましょう!

もう1つ、心に留めておいてほしいのが「ちゃんとした見積書ほど、時間とコストをかけて作られる」ということ。

自分たちは「お客様」、見積作成は「無料サービス」。
こんな感覚で接していたら、業者さんとの「信頼関係」は生まれません。

自分たちの要望やイメージを汲み取って、
間取りプランを作り、
部材を選んで、
見積もり表を作って・・・

業者さんにとっても、大変な作業です。

私たちが「こんな家にしたい!」と本気で伝えたことに対して、誠意を持って応えてくれた業者さんに対しては、感謝の気持ちを忘れないようにしてください。

「この見積もり内容で、自分たちの建てたい家が建てられる?」

自分の目できちんと確認できたら、はじめて「契約」。

「相見積もり」のメリットを活かして、家族みんなで快適に過ごせるマイホームを手に入れてくださいね。

>>「一括見積もりサービス」について、もっと知りたい方はこちらもどうぞ
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